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オキシクリーンって実際どう?使い方や注意点・応用テクニックもご紹介

oxiclean

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オキシクリーンとは、塩素のように色抜けせず、きついニオイもなく、真っ白に洗い上げてくれる酸素系漂白剤です。

お洗濯での衣類漂白はもちろん、黒ずんだお風呂の床ガンコな靴汚れ洗濯槽の黒カビも「オキシ漬け」するだけで真っ白に生まれ変わります。

しかし、使い方を間違うと、ピカピカにならなかったり、驚異の洗浄力があるため溶けてしまったりするリスクがあることも覚えておきましょう。

MATE編集部
MATE編集部

そこで今回は次の5つのことを解説します。

  • オキシクリーンの特徴
  • 正しい使い方
  • 注意点
  • 応用テックニック
  • 日本版とアメリカ版の違い

お掃除アイテムとして使いたい思っている方は、ぜひご参考になさってくださいね。

※2022年7月時点の情報です

オキシクリーンとは

オキシクリーン

オキシクリーンは、アメリカの大手家庭用品メーカーであるチャーチ&ドワイト社によって開発された酸素系漂白剤です。日本では、化粧品や洗剤などあらゆる雑貨を扱うグラフィコ社がライセンスを取得して販売しています。

MATE編集部
MATE編集部

コストコで取り扱いがあったことから口コミで評判となり、SNSでは「#オキシ漬け」「#オキシクリーン」が流行るなど、爆発的大ヒットに至っています。

泡の力で汚れを取る酸素系粉末洗剤

オキシクリーンの主成分

主成分は、過炭酸ナトリウムです。水と反応させることで発泡し、汚れを浮かせ、漂白までしてくれる環境に優しい成分です。泡の力で汚れが取れるのは、泡に含まれる酸素が有機物(汚れ)の無数の穴に入り込んで酸化してくれるはたらきによります。

さらに酸素は、比重の軽い気体なので、くっついた汚れを浮き上がらせてくれる効果があります。オキシクリーンを溶かした液に漬けておくだけで真っ白になるオキシ漬けの不思議は、このような分解システムが過炭酸ナトリウムに含まれているためなのです。

また、オキシクリーンは酸素系漂白剤ですので、塩素系漂白剤を使ったときのような刺激臭や色抜けの心配がありません。そのため、塩素系漂白剤の使用で着用していた洋服が変色してしまった方や、刺激臭が苦手な方でも安心して使えます。

使い方が多様でいろいろなものの汚れを取る

ぬいぐるみのオキシ漬け
タオルのオキシ漬け
オキシクリーンで掃除

オキシクリーンは、用途が多彩な酸素系マルチ洗剤でもあります。一般的な酸素系漂白剤は、洗濯用、清掃用などと用途がわかれています。しかしオキシクリーンなら、ひとつ用意しておくだけで家中をピカピカにできるでしょう。

衣類のお洗濯洗濯槽や排水溝のお手入れトイレやバスルームの清掃汚れを落としにくい靴までも、購入したてのような白さに仕上げることができるのです。さらに消臭効果まであるため、イヤなニオイもスッキリできます。

しかも、基本的にはオキシ漬けするだけでお掃除完了となるので、家事が苦手な方にも大人気です。

オキシクリーンにはアメリカ版と日本版がある

オキシクリーンのパッケージがひとつではないことに疑問を抱いた方も多いでしょう。

実は、オキシクリーンにはアメリカ版日本版があります。違いを解説しますので、ご自身にとってどちらがいいか、検討してみてください。

アメリカ版と日本版の違い

アメリカ版

日本版

成分の違い

界面活性剤入り

泡立ちがよい

洗浄力が強い

界面活性剤なし

肌にやさしい

ほぼ無臭

おすすめな人

アメリカ版

泡立ちと洗浄力を重視したい人

日本版

洗剤の匂いが気になる人

肌へのやさしさを重要視する人

色柄ものを洗濯したい人

 

界面活性剤入りのアメリカ版

アメリカ版は、パッケージの商品名が「オキシクリーンEX」となっています。コストコや楽天市場などで購入可能です。主成分の過炭酸ナトリウム以外にも、界面活性剤(青いツブツブ)がプラスされているため、モコモコの泡立ちと洗浄力の強さが特徴的です。

油汚れも落ちやすくなっています。ほのかな香りつきですが、海外製品にありがちな強いニオイではありません。泡立ちと洗浄力を重視したい方は、アメリカ版がおすすめといえるでしょう。

界面活性剤無しの日本版

オキシクリーン(日本版)

日本版の商品名は、「オキシクリーン」そのままです。日本版とされているものの、生産国は中国です。しかし、パッケージに記載されている効果に関する表記はすべて日本語になっているため、アメリカ版と区別しやすいでしょう。

アメリカ版と違って、界面活性剤(青いツブツブ)が入っておらず、肌に優しい仕様になっています。香りもほぼ無臭に近いです。洗剤のニオイが気になる方、肌への優しさを重視する方、色柄ものの洗濯に使いたい方は、日本版がおすすめです。

なお、ドラッグストアや雑貨用品店で販売されていますが、価格が少し高めだったり、店舗によっては取り扱い自体がなかったりすることもあります。そのため、お得な値段で注文できる通販が、便利でコスパ抜群の購入方法となるでしょう。

オキシクリーンの基本の使い方

オキシクリーンの使い方は、アメリカ版でも日本版でも同じです。また、用途によってはオキシクリーン単体で使う場合と、洗濯洗剤などにプラスして使う場合があります。

付属の軽量スプーンで適量を計る

まずは、オキシクリーンに付属している青色の計量スプーンで、適量を計ります。アメリカ版には四角い形のスプーンが、日本版には丸い形のスプーンが容器の中に入っています。

お湯4リットルあたり、日本版の場合スプーンすり切り1杯(約28g)、アメリカ版の場合はライン2本目(約28g)が目安の量です。

最低でも40℃以上のお湯を使う

オキシクリーンは、40℃以上のお湯を使うことで、より洗浄効果をアップできます。

冷たい水ではオキシクリーンの溶け残りが発生しやすく、もっている力を存分に発揮できなくなるのです。

衣類には40℃前後、そのほかの用途には40~60℃での使用がおすすめです。

こすり洗いから漬け置きする「オキシ漬け」まで用途はさまざま

オキシクリーンの使い方は、用途次第で多岐にわたります。

トイレやお風呂場掃除にはオキシクリーン単体で、衣類の洗濯なら普段使っている洗濯洗剤をプラスして使います。

衣類のシミ取りやゴミ箱の消臭なら、事前にオキシ漬けしてからの洗濯・洗浄がよいでしょう。

オキシ液に浸せない垂直な箇所も、工夫すれば使用できます。

オキシクリーンのさまざまな使い方

オキシクリーンは、さまざまな用途に利用できます(※以下のオキシクリーンの使用量は、日本版のスプーンで計量しています)

お風呂掃除で使う場合

浴槽の栓をきっちり閉める

お風呂掃除での使い方は、まず浴槽の栓をきっちり閉めることから始めます。

フタを取った排水溝には水を入れたビニール袋をおいて、浸したオキシ溶液が排水されてしまわないようにしておきましょう。

漂白したいものを浴槽の中に入れる

洗面器やイス、フタ、お風呂小物や子供のおもちゃなど、漂白したいものを浴槽の中に投入します。

一部でも金属が使われているアイテムの漬け込みは、塗装がはげたり黒ずんでしまったりするためNGです。

その際、お風呂の残り湯(入浴剤を使っていないお湯)を使えば、経済的に掃除ができるでしょう。温度は40~50℃くらいの熱めのお湯がおすすめです。

浴槽にはオキシクリーンをスプーン10杯(300g前後)、床にはスプーン4杯(120g)程度を泡立てながら溶かし入れます。

オキシクリーンの使用量は、汚れ具合や浴槽にためる湯量に応じて調節してください。

6時間ほどオキシ漬けする

6時間を限度に、オキシ漬けしておきます。

その後、オキシ液を排水し、すすぎ洗いすれば完成です。

黒ずみやカビ汚れがひどい場合は、すすぐ際にブラシやスポンジなどでこすり洗いをするとよいでしょう。

靴掃除に使う場合

バケツやゴミ袋を用意する

靴掃除での使い方は、まずオキシ漬けできるサイズのバケツを用意することからスタートです。ゴミ袋でも代用可できます。

容器の容量に合わせて、基本のオキシ液を作りましょう。

基本のオキシ液は、お湯4リットルでオキシクリーン30g(スプーン1杯)です。

6時間ほどオキシ漬けをする

合成皮革や皮の靴は変色する恐れがあるため、使用を避けておきましょう。

6時間を限度に、靴に使われている生地にダメージがないか、様子を見ながら漬け込みます。

後は、シューズブラシなどを使ってすすぎ洗いをすれば完成です。

トイレ掃除に使う場合

50℃のお湯でオキシ液を作る

トイレ掃除での使う場合は、50℃くらいのお湯で作ったオキシ溶液を利用します。

便器内にはすでに水がたまっているので、温度を下げすぎてしまわないようにすることが大切です。

1時間ほどオキシ漬けする

お湯500ml~1リットル程度の量に、スプーン4杯(約120g)のオキシクリーンを溶かします。

1時間ほどオキシ漬けしてから、トイレブラシなどでこすり洗いして流せば完了です。

黒ずみや汚れのひどい場所は、トイレットペーパーを使ったオキシパックがおすすめです。

トイレタンク内の掃除は6時間ほどオキシ漬けする

トイレタンク内の掃除なら、同じ濃度のオキシ液を投入して、6時間ぐらい漬けておくとよいでしょう。

オキシパック・トイレタンクともに、オキシ漬けした後は水洗レバーをまわして流すだけでOKです。

シンクに使う場合

排水口に排水カバーをして栓をする

シンク掃除への使い方は、まず排水口に排水カバーをかぶせて栓をします。50~60℃のお湯をシンクの7~80%が埋まる程度に流し込みます。スプーン1、2杯程度(30~60g)のオキシクリーンを溶かしこむとよいでしょう。

キッチンアイテムも一緒につけると一石二鳥

その際、食器・布巾・茶渋がついた陶器・鍋など、オキシ漬けが可能な素材のキッチンアイテムを一緒に漬けると一石二鳥です。6時間を限度に、オキシ漬けして排水します。さらにサッパリさせたい方は、食器洗剤での追い洗いがおすすめです。

注意点
  • キッチンシンクは換気扇とともに、オキシクリーン使用による失敗例がもっとも多いスポットです。なんらかのコーティングがされている場合、金属製である場合は変色する可能性があります。
  • ステンレスであっても失敗報告がネットに多数上がっているため、自己責任で行いましょう(公式サイトでもシンクは不可と記載されています)

洗濯槽を掃除する場合

槽内のゴミ取りネットを取り外す

洗濯槽のお掃除での使い方は、まず槽内のゴミ取りネットを取り外すことからです。金属は変色してしまうため、ステンレス槽ではお掃除不可となります。

40℃〜60℃のお湯を注入する

40~60℃のお湯を高水位まで注入します。オキシクリーンをスプーン16杯ほど投入して、洗いモードを5分間行います。そのまま6時間ほど、オキシ漬けしておきましょう。

カスや汚れを取り除く

洗濯槽内に浮いている洗濯カス汚れを、ネットのゴミすくいなどで取り除きます。排水後、通常の洗濯モードで、ゴミが浮かんでこなくなるまで洗濯を繰り返します。完了したら、ゴミ取りネットを装着させて終了です。

ドラム式洗濯機の場合

ドラム式洗濯機は、専用オキシクリーンなら使えます!

ドラム式洗濯機に使う場合は、「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー(4包入り)」を用います。主成分は過炭酸ナトリウムではなく、界面活性剤になっています。

ドラム内に直接、1包分を投入して、槽洗浄モードをまわしましょう。最後に、槽内の汚れを拭き取るか、通常の洗濯モードをまわして完了です。

血液のシミを取る場合

血液を拭き取る

衣類や布製品に付着した血液を拭き取ります。水洗いできるものは、さらに軽く水ですすいでおきましょう。通常のシミならお湯4リットルあたりスプーン1杯、ガンコなシミならスプーン4杯のオキシクリーンを限度に溶液を作ります。

変色しないかチェック

漬け込む前に、目立たない部分にオキシ液をつけて変色しないかチェックしておきましょう。シミの状態に応じて、6時間を限度にオキシ漬けします。普段お使いの洗濯洗剤とともに、洗濯機をまわして終了です。

衣類のシミ落としに使えない素材一覧
  • シルク
  • シルク混紡
  • ウール
  • ウール混紡
  • ドライクリーニングするもの

レザーや麻には、オキシクリーンを使用できないため要注意です。

以下にご紹介する化粧品のシミ・泥汚れ・ガンコなシミへも同様です。

化粧品のシミを取る場合

スプーン1杯〜4杯のオキシ液を作る
付属の軽量スプーンで適量を計る
最低でも40℃以上のお湯を使う

化粧品のシミ具合に合わせて、お湯4リットルあたりスプーン1杯~4杯の濃度でオキシ液を作ります。

6時間ほどオキシ漬けする

6時間を限度にオキシ漬けします。カーペットやインテリアの布地に化粧品のシミができてしまった場合は、お湯500mlにスプーン1杯のオキシ溶液をタオルに含ませて拭き取ります。水を含ませた別のタオルでオキシ溶液を拭き取って完了です。

こすり洗いから漬け置きする「オキシ漬け」まで用途はさまざま

実際にシミをとってみた【経過観察】

化粧のシミがついてしまった
まだシミはあります

シミがキレイに落ちた

ガンコなシミを取る場合

スプーン2杯〜4杯のオキシ液を作る

お湯4リットルあたりスプーン2杯~4杯の濃度でオキシ液を作ります。

6時間ほどオキシ漬けする

6時間漬け置きできれば効果的です。後は普段からお使いの洗濯洗剤と一緒に洗えば完了です。

なお、使用可能な素材なら、プレケアの「オキシクリーン マックスフォース」との併用もおすすめです。

オキシクリーンをもっと上手に使う応用テクニック

オキシクリーン単体の使用では、汚れ落ちが不十分だったり使いづらかったりする場合もあります。

そんなときは、プラスアルファのテクニックを取り入れて、使いこなしていきましょう。

油汚れは中性洗剤を先に使う

ガンコな油汚れは、オキシクリーン単体ではピカピカにならないこともあります。そんなときは、先に中性洗剤を使って油汚れをある程度落としてから、オキシ漬けするようにしましょう。

オキシクリーンは弱アルカリ性なので、中性洗剤との併用は問題ありません。

こすり洗いしたい場合は重曹と混ぜる

オキシ漬けしづらいお風呂の床や壁に使用したい、またはこすり洗いしたい場合は、オキシクリーンをペースト状にしてパックするという方法もあります。

オキシペーストの作り方
  • オキシクリーン・重曹・お湯を「1:1:1」の割合で混ぜ合わせればOKです。
  • 塗布後、1~6時間放置します。
  • その後はこすり洗い、すすぎ洗いをして完了です。

アルカリ性の汚れにはクエン酸と使い分け

万能に見えるオキシクリーンですが、弱アルカリ性の洗剤であるため、同じ系統であるアルカリ性の汚れ落としは苦手です。

アルカリ性の汚れを落とすには、酸性のクエン酸を溶かした液体を作ってスプレーし、こすり洗いしておきましょう。

クエン酸が効くアルカリ性汚れの具体例
  • お風呂場やキッチンの水垢(水道水に含まれるミネラルやカルシウムの付着)
  • 電気ケトル内の水垢
  • トイレの黄ばみ
  • タバコによるヤニ汚れ など

オキシクリーンを使う際の注意点

最後に、オキシクリーンを使う際の注意点をお伝えします。

オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムは、分解性が高く、環境に優しい成分です。

しかし、危険性ゼロというわけでもないため、取り扱いには注意が必要です。

素手で触ると皮膚の成分まで分解する可能性も

「少しくらい大丈夫」と思うかもしれませんが、皮膚に付着するとあっという間に皮膚のタンパク質を分解しはじめます。

手の皮膚がシワシワ・ヌメヌメになってしまうので、オキシクリーンを使う際は必ずゴム手袋を着用しましょう。

密封しすぎると爆発する可能性がある

オキシクリーンを密閉タイプの別容器(スプレーボトルも含む)に移し替えしないようにしましょう。

少しずつ酸素を発生させているため、酸素の逃げ場がなくなり、爆発する恐れがあります。オキシクリーンの容器は、きちんと爆発しない構造になっているので安心です。

革製品やウール製品などは使えない

オキシクリーンには、使えない素材が複数存在しています。

「何でもオキシ漬けできる」と思い込んでしまったための失敗例がネット状に多数報告されているため、使用不可の素材に対しては、使わないように注意しておきましょう。

オキシクリーン使えないもの一覧
  • シルク・シルク混紡、ウール・ウール混紡
  • ドライクリーニング表示のあるもの、麻など
  • レザー製品、合成皮革
  • 金属全般、ラテックス塗装
  • チーク材、仕上げ木材、ジュート

金属はステンレスならOKとする説もありますが、それでも必ず変色しないというわけではないようですので、自己責任で行いましょう(公式サイトでは不可とされています)

とくにアルミ製品は、オキシクリーンと強く反応して大量の泡が出たり、溶けて黒ずんでしまったりするため要注意です。

水垢は落としにくい

汚れ落としに万能と思われたオキシクリーンですが、水垢は落としにくいことが唯一のウィークポイントです。

水垢汚れは先にクエン酸で取り除いてから、使うようにしておきましょう。

まとめ

オキシクリーンは、使い方が簡単で、とても安全で役に立つ酸素系漂白洗剤です。

また、塩素系漂白剤のように、刺激臭や色抜けもありません。妊婦さんや小さなお子様のいるご家庭でも、特別な換気の必要なく安心して使えます。

オキシ漬けするだけでの手軽さのため、家事の苦手な方や多忙な方の救世主にもなるでしょう。利用を迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。オキシクリーンの驚きの洗浄力は、きっと手放せなくなることでしょう。